EMO TOWA TEI 2017.03.22 RELEASE!  >ALL >TT x TG >MO EMO >INSTAGRAM >MEDIA >MOVIE >INTERVIEW >SCHEDULE

01.Exformation / 02.Brand Nu Emo as METAFIVE & ??? / 03.GBI with Kylie Minogue / 04.Sugar with UA / 05. Xylocopa / 06.TG / 07.YOLO with Leo Imai & Inara George / 08.REM with Ano (You'll Melt More!) / 09.Continua

EMO TOWA TEI 2017.03.22 RELEASE

テイ・トウワ9枚目のオリジナルアルバム完成! メタの合間につくりました。

参加アーティスト: METAFIVE / UA / Inara George(The Bird and The Bee) / あの(ゆるめるモ!)

Artwork by 五木田智央 / Mastered by 砂原良徳 / MACH: MBCD-1701 税抜価格:¥2,700

超豪華オリジナル特典、各販売拠点にて限定数ご用意!

[Amazon.co.jp 特典CD-R]
「GBI」(Takkyu Ishino Remix) TOWA TEI with Kylie Minogue*
[タワーレコード特典DLカード]
「REM」(Twice version) TOWA TEI with あの(ゆるめるモ!)
[HMV(応募抽選)]
参加メンバー直筆サイン入りチェキ(1名様)* / TOWA TEI直筆サイン入りアナログ(3名様)*
[一般拠点店]
ステッカー*

※*の特典のアートワークは五木田智央

EMO TOWA TEI 2017.03.22 RELEASE

2017.03.07

vol.1:EMOについて

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G:テイさん的にどうですか、新作録り終えて。

T: 今回は全編ゴウ・ホトダさんにミックスをお願いしたのね。90年か91年にマドンナの「VOGUE」でグラミーにノミネートされてたゴウさんに、そのパーティーで初めて会ったのを縁に、NOKKOちゃんの仕事のエンジニアをお願いして、それ以来の付き合い。「Future Listening!」とか「Technova」とか「Dubnova」とかやってくれてたんだけど、こないだの『CUTE』で久しぶりに、三分の一くらいゴウさんにお願いして、やっぱりうまいなーって思ったの。で、スタジオは熱海だし、温泉あるし、次のアルバムは全曲ゴウさんでやろうと、それを最初に決めたの。なんか曲調は色々とあるけれど、ミックスの仕上げは、全部ゴウさんでやっているから、最後のフィニッシュがマスタリングする前から揃っているんでトータリティーというか、まとまっていた感じ。砂原(良徳)Pも、「とにかくめちゃミックスいいんで、やり易いです。やることあんまりないです」って言ってくれたんだよね。
で、五木田くんは聴いてみてどうでした?

G:第一聴、明るい。明るいなぁ...こう、元気になるような。『CUTE』とはまた全然違ったイメージですね。曲名から何から。

T:あー、そうだね

G:なんか明るい感じが。胸キュンじゃないけど、ポップでありつつ、なんで明るいって思ったのかなぁ...、音色なのかわからないけど。でも、俺の参加している「TG」はやっぱり、自分のパートばっかり耳について、なんか、やっぱり恥ずかしい。よくミュージシャンが自分の演奏ばっか聴こえちゃうとか言うじゃないですか。まぁ、自分はインチキミュージシャンですけど、あぁ、もっとこう吹いておけばよかったな。とか思っちゃいますね、今更ですけど。

T:いやいやいや!砂Pと仕事で温泉に行った時に、部屋で何曲か聞かせたんだけど、この「TG」とその前のインスト(「Xylocopa」)が好きだって、「今のジャズってこんな感じですよね」って言ってくれたから。まぁ、伝わる人には伝わるかなと。

G:いやー、恥ずかしい。

T:でもさ、例えばあの曲だったら、五木田くんの音以外は全部自分で出している音じゃない?だから五木田くんの音があることによって曲に客観性が生まれて、またそれを編集したりすることで、主観に持ってくわけだけど。やっぱり自分が筋肉使って弾いてない音階だから、そういうのが新鮮で、そういうことが推進力になる。
だけど絵の場合だと、自分で描いたものしかないよね。

G:絵はそうですね〜。

T:うん、大きな違いだと思うよ。

G:コラボレーションっていう方法もありますけど、基本絵に関しては嫌ですね。

T:でもバリー(バリー・マッギー)の時もそうだったけど、ジャケが先に出来てたりするから、作っててやっぱそのタッチとかに引っ張られたりするわけ。いちばん欲しいものは五木田くんの作品ってくらいだからだと思う。例えばさ、五木田くんの絵って顔が描いてある作品もあるけど、基本No Faceとか言われてるじゃない?僕はもうどっちも好きなんだけど(笑)、絵の顔のあるなしって、音楽の歌があるかないかと一緒じゃない?

G:そうです!インストか歌モノかっていう感じです。それなんですよ!

T:だよね!

G:海外からは、インストを求められているんですよ。No Face, No Faceみたいな。でもこないだのニューヨークのショウであえて顔を描いてみたら、それも売れたんで、よかった!これからはどっちもOKだ。歌モノもいけるぞ。っていう。

T:声って絶対ちょっと入るだけで、顔が浮かぶじゃない?だけど今回のアルバムは途中から、半分インストにしようって思った。最近のアルバムの中ではインスト寄りなの。やっぱりそれは生理的に、五木田くんの絵を見てるから影響を受けたんだと思うよ。

G:まじっすか!

T:さっきも言ったけど、歌って顔じゃん?いわゆるNo Faceって言われるところのインストなんだよ。どっちかっていうと抽象なんだよね、具象なんだけど。

G:そうなんですよ。インスト寄りなんですよ。そこに結構グッときましたね。あと、音の作業が終わってジャケの作業がすごい楽しいって前にテイさん言ってたけど、やっぱりグラッフィック・デザイナーとしてのテイ・トウワも頭の中のどこかにいるからなんでしょうね。

T:あ、ジャケといえばトライブ(A Tribe Called Quest)のあの新しいやつ、ジャケがリチャプリ(リチャード・プリンス)だったね。

G:そうなんですよ。俺がジャケットとかやると、「五木田くんはもうアーティストなんだから、そういうのやらない方がいいよ」とか色々言ってくれる人がいるんです。でも俺は元々そこから出てきたし、レコードが大好きだから、好きなものはやりますってスタンスなんですね。で、Sonic Youthもそうでしたけど、リチャプリがやってたから、「やった!ほらみろ〜!時代は変わった〜!」って思ったんですよね。

TT x TG

2017.03.07

vol.2:トランペッター五木田智央、初めてのレコーディング

IMG_6865.jpg初レコーディング風景@Red Bull Studios Tokyo


T:五木田くんバンドやってたんだよね?

G:やってましたね。最初はドラマーだったんですよ。ベースとギターとドラムのトリオ。全曲カバーで、トム・ウェイツとか、恥ずかしながらビートルズのホワイトアルバム(『The Beatles』)などやってました。それが20歳の頃です。なんでドラムかっていうと、僕の兄貴がずっとミュージシャンを目指していたので、知り合いが「あげるよ」って、いきなりドラムセットがまだ子供の頃に実家にやってきた。YMOが好きだったんで、幸宏さんのライブのビデオ見ながら叩いてたりしたら、なんか自然に練習になった。何も英才教育とか受けてないですけど、見様見真似で。俺以外のメンバーはみんな日芸(日大芸術学部)の大学生だったんで、学園祭でやろうってことになって。そしたら対バンのスカバンドがいて、それがむちゃくちゃうまくて、あのドラマーなんだ?上手いな、あいつ!勝てない!って。でも話してみたらすごい仲良くなって「いやいや、お前らもかっこいいよ」って俺らも褒められて、「お前らのバンドに入りたい」ってことになった。上手い奴が俺らのバンドに入ってきたからドラムを交代することになって、じゃぁ俺何やろっかなーってなった時に、あの頃イギリスのACID JAZZとかが流行ったじゃないですか。それでやたらジャズとか、ファンキー・ジャズとかが好きになっちゃって、よし、トランペットやろう!って始めたけど...ダメでした(笑)。トランペットも、挫折しましたね。テイさんのレコーディングの時なんか、久々に吹くんで、音出るかなーって思ってたんですよ。

T:僕も聞いたことないのに、大抜擢!

G:いや、ほんと大抜擢すぎ!大胆すぎる。

T:いつもそうだから(笑)

G:俺の演奏聞いたことないのに、「ちょっと来てよ、スタジオ!」とか言われて「はい〜」って行く俺も俺だけど、スタジオに楽器持って行って、出るかなーってやってみたら意外にちょっと出た。もう唇が普通の唇になっちゃってるんで、すぐ痛くなっちゃってダメなんですけどね。

T:でも今回のアルバムでは、METAFIVEのゴンちゃん(ゴンドウトモヒコ)が一曲目から吹いてるけど、ゴンちゃんがいるのに、あの曲は五木田くんに頼みたいなと思ったの。きっとゴンちゃんもかっこいいって言うと思うよ。五木田くんとは、それなりに音楽の話とかしてたし、伝わると思ったんで。でもまぁ、五木田くんがミュージシャンとして久々に参加した曲ってことだね。

G:いや、でもちゃんとしたレコーディングは初めてですよ。友達が『EMO』の告知を見て、「なんか参加ミュージシャンの所に名前入ってたけど、あれ、間違えだよね?アートワークだろ?お前は。」って言われて、「いや、告白します。実はトランペット吹いてます」って言ったら、「え、大丈夫なの、お前?」って古い仲間に。「いやいやまぁ、恥かしいんだけど...」って言ってます。

T:あの曲、「TG」ってさ、最初スロッビング・グリッスル(Throbbing Gristle)の「TG」と思って名前つけたのよ。すごく意味わかんなくて、若い時好きで。でも五木田くんが参加して、最終的にTomoo Goiktaの「TG」でもあることになった。

G:スロッビング・グリッスルは僕もわからなかったですよ。裏ジャケ見たらYMOの幸宏さんデザインのTシャツ着てるし。(笑)坂本さんがワールドツアーの時にあげたYMOのシャツ。

T:Deee-Liteのデビューパーティーにあの人が来て、「あ、スロッビング・グリッスルの人だ!」って。

G:あいつだー!みたいな(笑)

T:でも、五木田くんやばいね、今後どうする?トランペットで忙しくなっちゃったら(笑)

G:オファーが来たりしてね(笑)。僕、楽譜も読めないですし、何にもできませんよ。

T:それじゃ、8小節ソロお願いします。はい、ワン、ツーって(笑)

G:パパパーって適当に吹いたりしてね(笑)ブライアン・イーノじゃないけどノン・ミュージシャンみたいに。

T:あ、僕もノン・ミュージシャンだよ。

G:いや、テイさんはさすがにもうミュージシャンでしょ!あ、まぁでもある種そうかもしれない。

T:でしょ?最近もずっとイーノ聴いてて、順番に一枚目から。でも『Another Green World』は一番聴いてる。

G:あー、あの辺はやばいっす!あとあの絵!あの絵がいい!歳とったら、ああいうのが描きたいんですけどねー。五木田がそんなこと言ってるって馬鹿にされるかもしれないけど。ほんっっっとに好きなジャケですね。

T:僕も!この感じがいいんだよね。中身も、インストと歌モノの具合が。

G:パーシー・ジョーンズっていう超絶技巧のベーシストがいて、上手すぎて意味わかんねーの!

T:そうっ!僕とか五木田くんて、あんまり音楽を知らない時にこういうの聴いちゃったから、これが普通とか思ってるわけよ。

G:そうそうそう、僕も小さい時にこんなの聴いちゃったから。

T:やっぱ音楽的な共通項が結構あるのよ。

TT x TG

2017.03.07

vol.3:入り口はYMO

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T:お兄さんが五つ上で、年齢が僕と一緒だから合うんだよね。

G:小学生の時に兄貴がYMO買ってきて、「おー!ゲームの音が入ってる!」ってなって(笑)

T:あの頃さ、ゲームって100円払わないとできなかったからね。

G:そうそうそう。

T:でもこれだったら、タダで何回でも聴けるじゃん!って。

G:(笑)あんまできなかったからね。ゲームって高くて。でもやっぱテイさんと同じで、いろんな音楽を聴き込んだり他のジャンルに行くと「YMOなんて、フュージョンじゃん!」ってなって。

T:恥ずかしいなっ!みたいな(笑)

G:こりゃテクノじゃねぇよ!みたいになったりする生意気な時期があるんですよ。

T:反抗期にね(笑)

G:テクノはやっぱクラフトワークでしょ!ってなっちゃうんだけど、歳をとればとるほど凄さがわかってきて...

T:結局戻ってくる。もちろん今でも聴きますよ。最近、幸宏さんと聴いたりしたもん。

G:そーれは羨ましい!!

T:アメ盤(アメリカ盤)と日本盤どっちにします?って

G:うぉぉぉぉ!

T:聴きくらべましょうかって、ターンテーブル2台使って

G:カッティング違いますからね!!

T:違うっ!

G:音違うんですよ。僕も何枚か同じの持ってるんですけど。

T:再発のとかは全然音楽に合っていないよね。あの中低域の塊みたいな音はやっぱり、当時のものじゃないと出ない。まぁ日本盤がオリジナルだけど、やっぱりアメ盤は音圧がある。で、再発盤はあまり愛のないものであることが多い。再発される本人も知らないくらいだし仕方がないんだけどね。
まぁ、でも自慢だけど、五木田くんを幸宏さんと細野さん二人に紹介したのは僕だから!

G:あ、自慢してください。僕も自慢してますから!

T:METAFIVEの楽屋にお兄さんと一緒に来て、お兄さんが「幸宏--!」とか言って(笑)

G:酔っ払っちゃって、「幸宏!」とか呼び捨てにしちゃって(笑)。その後も兄貴と飲んだんだけど、「幸宏に会ったんだー!」って泣いちゃって。ライブに全部行ってるくらいの大ファンだったから。
この正月も久々に会って「最近も幸宏さんと会ってるの?」って聞かれて、「こないだ飲んだ時に、ワインを飲んでた幸宏さんが、『五木田さん、美味そうにビール飲むね〜。僕もビール!』って言ってビール飲んだんだよ。で、『もう一杯いきます?』って俺に勧めてくれて、嬉しかったよー」って話したら、「いい話だ...いい話だ!幸宏さん、ビール好きなんだぁ!」って。「あー、いいなぁ、幸宏♡」とか結局もう呼び捨てですから!

T:「五木田兄弟いい人だね」っておっしゃってたよ。

G:いや、それがね、もー兄貴は嬉しいんですよ。
現代アートも横尾忠則くらいまでは兄貴が教えてくれたんです。ウォーホールとかその辺も。若い時の音楽は全部兄貴の影響なんで、なんかありますねー、兄孝行的な。

T:そう、だから五木田くんが若い時に影響を受けたものが大分かぶってるんだよね。

G:それは兄貴のレコードを、兄貴が帰ってくる前に聴きまくってたからですね。でも、やっぱりYMOがすごいの。

T:全員プレーヤーとしてすごいし、更にコンポーザーとか、アーティストとしてすごかったわけで。幸宏さんは、アートとかファッションとか、色々なバランスに長けている。3人皆そうだよね。

TT x TG

2017.03.07

vol.4:意外と読書します。

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G:あ、テイさん、『死なないつもり』(横尾忠則 著)読みましたよ!

T:面白かったでしょ(笑)!?

G:おーもしろかった!もう、達観し過ぎちゃってて、既に死んじゃってるじゃないかこの人っていう(笑)。だって『死なないつもり』ですよ?すごいタイトルだなって。

T:五木田くん、結構本読んでるよね。寝る前とかに読むの?

G:あ、いや。僕の日常の一番至福の時間ランチタイムの後ですね。朝から絵を描くんで...

T:基本朝早いもんね。

G:今日も朝6時に起きて、朝ご飯作って、子供が7:45くらいに家出ちゃうんでそれと一緒に僕も出ちゃうんです。で、アトリエ行って、まぁ、今日も行ったんだけどずっと音楽聴いてて、ダメだな......やる気でない。で、お昼にラーメン食べて、お腹いっぱいになってソファーで横になりながら本を読むのが一番落ち着く時間なんですね。何にも邪魔されない。あんま電話もかかってこないし。

T:そこで眠っちゃったりしないの?

G:します!今年の夏で48ですけど、40過ぎてから昼寝をするようになっちゃってやばいです。まぁ、15分とか20分とか、たまに1時間とかしちゃうんですけど。

T:それが13時から15時の間くらい?

G:そうっすね。

T:じゃぁそんなに読んでないか(笑)。あとさ、なんだっけ?ダヴィンチとか、色んな人の習慣みたいのが書いてある分厚い本...

G:天才の習慣みたいなのですよね。(『天才たちの日課』メイソン・カリー 著)あ、これ興味ある
人は絶対読んでほしい!

T:ピカソとかウォーホールとか、モーツァルトとかベーコン(フランシス・ベーコン)とかそういう人たちの、何時に起きてまずグラッパ飲んでとかそういう習慣を集めた本。ぶっ飛んでる人もいて、みんな違うからすごい面白い。でも意外と朝型の人が多かったね。

G:多かった!俺も超朝型!テイさんもですよね。

T:一緒、超朝型。大体アルバムとかも午前中に3時間くらい作って、アァ〜もう出来たーっ!って蕎麦食って、それこそ本は読まないけどね(笑)

G:僕はテイさんに会うまで、DJとしてガンガンやっている完全に夜型の、夕方起きるみたいな人なんだろうなって思ってたら、初めて会った時に「朝起きてます」って言われて超意外で、嬉しかった。
あ、あとこれ、JB。(『JB論』 ネルソン・ジョージ、アラン・リーズ 著)今日友達が返しに来たんですけど。

T:あ!知ってる。それ面白いよね。

G:結構忘れてるから、やっぱ本って読み返せるのがいいな。これやっぱり面白い。

T:結構読むんだね。

G:読むんですけど、小説はあまり読まない。

T:僕も小説ってあまり読まない。10年以上読んでない。

G:基本ノンフィクション、伝記ものが好きなんですよ。それはなんでと言われてもわからないんですけど...

T:うん、日記ものとか結構好き。池波正太郎の『銀座日記』 は何回も読んだ。

G:あー、いいっすねぇ。

T:今日どこどこ行って、中華食べて、夜はうなぎ食って、みたいな、それだけなんだけどリズムがいいのよ。興味ない人の日記とかさすがに読まないけどね。今は、『千夜一夜日記』っていう横尾(忠則)さんの日記とか読みだしてる。

G:横尾さんは僕もかなり読んでます。

T:横尾さんは会ってないんだけっけ?

G:あ、ちゃんとは会ってないです。公開制作とかでお会いしたりとかくらいです。

TT x TG

2017.03.07

vol.5:新作個展「Holy Cow」、2017年秋 メアリー・ブーン再び!

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T:今度個展があるよね。

G:今回はタカさん(タカ・イシイギャラリー オーナー 石井孝之)のアイデアで、六本木と北参道の二箇所でやるんですよ。まだ...一枚も描いてない(笑)。追い込まれないと力が出ないんです。今日も白いキャンバスがこう、数枚並んでて...

T:キャンバスは張るところから?それとも最近はもう買ってるの?

G:自分でやってます。

T:おぉ!

G:やっぱねー、買うとちょっと張りが甘かったり、横に釘を打たれちゃったりとかね、いろいろあって。
大竹(伸朗)さんじゃないけど、アシスタントはいらないよ。自分でやるよ、みたいな。

T:やれるところは自分でやると。

G:でもKAWSとか海外のアーティストは、みんな「なんでお前は自分でやるんだ?学生とかいくらでも手伝ってくれる人がいるだろ」って未だに言うね。でも「いやー、俺はいいよ〜。気ぃ使って疲れちゃうし、自分でやるよ!」って。

T:ちなみに今あるサイズは何号くらい?

G:えっと、100号と、あとは小さいですね。30号とか。なんか描きやすいサイズ。今回は全部サイズ変えようかと思って。あと、いやらしい意味じゃなくてね、やっぱり東京でやるんで、部屋に飾りやすいサイズにしようと思って、タカさんに言ったら、「そーしよう!いいねぇ、五木田くん!期待してるよっ!」って。
とにかく日本なんで、飾りやすいサイズ。まぁ大きいのももちろん何点かありつつ、結構小さいのもやろうかなとか思って。バラバラにしようかな...もうオムニバスみたいな。やってみないとまだなんともわかんないですけど。

T:それ、いいじゃないですか。やっぱ、僕はアートを買うことを啓蒙したいね。みんなさ、車とか時計とかさ、そういうものになんだかんだ使うじゃない?

G:こないだ僕もインタビューで、「五木田さん、欲しいものないんですか、車とか時計とか」って聞かれて「いや、まるっきりないですね」って。「いや、なんかあるでしょ?」って言われて「ま、レコードくらいですね」って言ったら、その人が大竹(伸朗)さんにもインタビューしてて「あー、大竹さんも同じこと言ってた。『欲しいものがない、レコードしかない』って」(笑)。色々考えたんですけど、本当になくて。プロレスも最近は昔のDVDを買うくらいでほとんど観に行ってないから。

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 あ、そうそう!メアリー・ブーンから正月早々バンバン電話がかかってきて、俺もインフルで具合悪いし忙しいしで出なかったんだけど、あまりに頻繁に着信があったんで出たら、今年の秋ぐらいにもう一回個展やってくれないかって。

T:えっ!!

G:チェルシーの方のギャラリーじゃなくてアップタウンの方でやりたいと。こないだの9月のショーがすごく良かったし、NYタイムズにも出たし、アートフェアも評判良くて全部売れた。この流れをさらに「one more push」したいとメアリーから電話かかってきて。で、どうしようかなーって思ったけど、うーん、今年の秋ならできるな...「うん、オッケー!」って(笑)。KAWSも同時期にやるみたいで、同時にやりたいと。やりすぎかなー?って思ったんだけど、もういいやーって、何言われても。メアリーが「one more push」っていうのはなんかあるんだろうなーって。

T:そうだよ!僕はバスキア(ジャン=ミシェル・バスキア)とかキース・ヘリングとか、若い時になんかこうワクワクする感じがあったから好きで、そういう作家を扱っているギャラリーで五木田くんが展覧会をやってて、しかも完売だったって知った、あれは3年前くらいだったか。

G:こっちではあまり知られてないのかもしれないけど、実は、ニューヨークで何回か個展やってるうちに、だんだんこう、じわじわ売れるようになったんです。それまでグラフィックデザイナーだかなんだかわからないことやってたんですけど。

T:その頃はまだ食えるか食えないかくらいだったんでしょ?

G:ギリギリですよ、ギリギリ。

T:僕はもう、『ランジェリー・レスリング』でもう大ブレークしたと思ってたのね。でも、ある時ニューヨーク行って、フリーパーパー読んでたら、「あれ、五木田くんじゃん!今こんなの描いてんだ!」って、すごいことになっていたわけ!で、メアリー・ブーンに電話したらもう売り切れでギャラリーにもないと。まじか...とすごいショックで。
それで帰国したら、ハニカムから本を作りたいっていう話があって、対談相手誰がいい?って聞かれて、「五木田くん!」って即答したの。で、川村記念美術館で個展をやるって聞いて、もう絶対追っかけるぞ!って決めて、それからはだいたい追っかけてますよ(笑)

G:だって、ロサンゼルスまで来てくれましたからね、あれは楽しかったですよー。俺のホテルまで来てくれて、Uberで「これからいくよー」とか言って。

G:俺の部屋に、全員40くらいのおっさんなんですけど、金のない仲間が総勢6、7名泊まってたんですよ。毎晩ワイワイやってて、もうガンガン怒られてたんだけど、そこにテイさんが飯とか買って持って来てくれて。みんな未だに言うんですよね、「テイさん...、よかったなぁ...」って。「おつまみ、持ってきてくれたもんねぇ」って(笑)

T:秋、行くわ!(笑)

G:また、レコ屋巡りしましょう。

T:いや、でも本当に、自分がDeee-Liteでデビューした時とかわけわかんなくて、周りは大人ばっかで言われるがままだったわけじゃないですか。だから、今五木田くんがこうね、いい感じになっているのを端から見て、「スゲェな」ってこう、コロコロコロっとブランデーをくゆらす感じですよ。でもそういうことこそ、若い時には想像できなかった遊びなんだよね。
あと、家にも絶対来てよね、今年か来年。うち五木田ミュージアムになりつつあるから(笑)

G:行きたいですよね。何もない時に。

T:まぁ、来年でも再来年でも今年でも全然。まだ死なないんで(笑)

G:なんか、レコーディングしちゃおうかなー(笑)

T:あー、そうね。新ユニット作ろうか(笑)

G:超テクノな音楽とかやりたいな。

T:TTTGとか。

G:あ、それ、いつかやりたい!俺、名前伏せてもいいんで。

T:これじゃバレバレだけどね(笑)

TT x TG

2017.03.05

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2017.02.28

「草間彌生 わが永遠の魂」用に制作された"Brocante"

3/22/2017 (Wed)発売の7" シングルには次の二曲が収録されています。

1. Brand Nu Emo (Radio Edit)
2. Brocante (アルバム未収録曲)

METAFIVEをフィーチャーした、アルバムのリード曲"Brand Nu Emo"のRadio Editと、アルバム未収録曲 "Brocante"。

"Brocante"はNHKのドキュメンタリー番組「草間彌生 わが永遠の魂」(放送日未定)用に制作された楽曲で、現在国立新美術館で開催中(5/22/2017まで)の同展覧会場に展示されている映像(NHK制作)にも使用されています。

"Brocante"は以下の方法で入手可能です。

- MACHアルバムのボーナストラック (3/21/2017 0:00より配信開始)
- e-onkyoにてハイレゾ配信 (3/22/2017 より配信開始)
- 7" EP B面(3/22/2017 販売開始)

MO EMO

2017.02.28

EMO 発売アイテム情報

EMOは以下のアイテムを発売します!

【CD】
3/22/2017 Album (¥2,700 + tax)
>> 各拠点店にて発売開始!(各拠点店豪華特典詳細はこちら

【DIGITAL】
3/21/2017 Album (¥2,100)
>> MACHにてAAC先行配信開始!
特典1:ボーナストラック Brocante, Exformation (Twice version)
特典2:アルバムパッケージPDF

3/22/2017 Single (¥500 + tax)
Brand New Emo (Radio edit) b/w Brocante
>> e-onkyoにて配信開始!

4/22/2017 Album (¥4,000 + tax)
>> e-onkyoにて配信開始!

4/22/2017 Album (¥2,100 + tax)
>> iTunes store overseas


【ANALOGUE】
4/22/2017 12" DOUBLE VINYL Album (¥4,600 +tax)

MO EMO

2017.02.28

サウンドクリエイターズ・ファイルに出演します(全3回)

吉岡里帆さんがナビゲーターをつとめる、NHK-FM「サウンドクリエイターズ・ファイル」に出演します。
放送は90分を全3回!下記日程です。お聞き逃しなく!

3/ 5/2017 (SUN) 21:00-22:30
3/12/2017 (SUN) 21:00-22:30
3/19/2017 (SUN) 21:00-22:30

MEDIA

2017.02.28

Flyer for METRO, Kyoto

TOWA TEI によるアートワークを使ったリリパ@METRO(京都)のフライヤーが刷りあがりました!

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SCHEDULE