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A.O.R. / TOWA TEI feat. LINA OHTA






Produced by TOWA TEI
Vocals and Actress by LINA OHTA

Script : Yuki Inomata
Director : Junji Kojima (teevee graphics)
Director of Photography : Tajima Kazunali (MILD inc.)

Stylist : Takeda Toshio (MILD inc.)
Make-up : NODA NORIKATA (MILD inc.)
Hair : ABE (FEMME)

Production Producer : Kazumasa Sugaya (Paragon)
Production Manager : Hiroyuki Akiyama (Paragon)
Assistant Director : Takayuki Sato (teevee graphics)





MOTIVATION 7 liner notes


1990年にディー・ライトのメンバーとしてデビューして以来、常にクラブ・シーンの最先端を走り続けてきたプロデューサー / DJ、テイ・トウワ。彼のレジデント・パーティー名を冠にしたコンピレーション・シリーズが、『MOTIVATION』だ。その第七弾となる今作には、実際にパーティーでプレイされているトラック・リストをフィーチャー。楽曲はDJミックスされることなく、あえてセパレートで収録されている。まずは、その理由から本人に聞いてみた。

「僕がやりたいのは、現場で使えるセット売りなんですよ。もちろんパーティーのエッセンスは盛り込んでいるけど、それをミックスしちゃうとシュミレーションになっちゃうから。ここではコアな人というより、僕を知らない人にまで向けてつくっているんですが、パーティーに来ている人のなかにだって、“あの曲なんだろう?”と気になっている人っていると思うんですよね。このコンピレーションは、そういった人たちへのおすそわけなんです。最近の自分のセットを感じてもらえるだろうし、ハウス入門編にもなっているだろうし、現場での即効性もある。これを2枚持って行けば、1時間ぐらいはDJできるでしょう」

ハウス・ミュージックの多面性をもって監修された今作。ディープ・ミニマルの旗手、クロード・ヴォンストロークの「The Whistler」や、オーディオン名義で知られるマシュー・ディアーが手がけたファンキー・クリック「Dog Days」など、近年のミニマル / テック・ハウス・シーンを代表するタイトなトラックで音の深遠へと誘う一方、ライオット・イン・ベルギー「La Musique」のシンデン・リミックスといった、ロッキンなエレクトロ / フィジェット・ハウスでフィジカルな躍動感も持たせている。また、ディープ・ハウス系譜でスパイスを効かせている点もポイントで、スタティック・リヴェンジャーやソウル・サヴァイヴァーズらのヴォーカル・トラックに、そんなソウルフルなアトモスフィアは顕著だ。フランソワ・デュポア(aka ファンク・ディヴォイド)によるテック~プロッグ・シーンのクロスオーバー・ヒット曲「I Try」をもって、バレアリックな開放感を表現している点も特筆すべきだろう。このように、今作を聴き進めると、テイ・トウワは一つのジャンル、テイストに固執することなく、様々な要素をDJセットに盛り込んでいることがうかがい知れる。

「一つのカラーでストイックに、といったDJスタイルもありだと思いますよ。ただ、それだと僕らしさは出にくい。選曲の幅、バランスからにじみ出てくる感じが、僕の個性になっているんじゃないかな。長くDJをやっているなりの音楽的レンジというかね。あと、僕は音楽をつくる人だから、DJだけでは自分らしさを表現しきれません。だから今回は自分の新曲も入れたんです」

その新曲が、1曲目の「A.O.R.」だ。エレクトリックなダウンテンポ・ナンバーをシンガー/女優 / モデルとしてマルチに活躍する、太田莉菜がアンニュイに歌っているこの曲は、アダルト・オリエンテッド・ロックの現代的解釈がコンセプトで、他収録曲とは一線を画す仕上がりとなっている。DJユースを念頭に置いた曲づくりを行なうクラブ系アーティストが多いなか、テイ・トウワには独自のスタンスがあるようだ。

「ソロでのテイ・トウワは、自分のプロダクツとしてオリジナルの世界観を打ち出しているエンターテイナーのつもりなんで、DJの時と一緒にされちゃうと、ちょっとあわないかな。自分でつくった曲をDJでかける、自分の曲しかDJでかけない、そういったことをモチベーションにしている人もいるでしょうけど...。でもね、僕はフロア・ライクばかりを目指すのではなく、曲をつくっている段階で見えてくるビジョンを真空パックしたいんですよ。そういった途中経過でフロア・ライクな曲が見えてくるなら、いいとは思うんですけどね」

DJとクリエイター、テイ・トウワ双方の魅力が楽しめる今作。長きに渡ってシーンを牽引してきた、彼ならではの確かなセンスが結実している会心作だ。なお、現在はオリジナル・アルバムに向けて新曲の制作を進めているとのこと。次の展開に期待を膨らませつつ、刮目して待とう!


interview & text SOICHIRO NAITO (LOUD)





---A.O.R. / TOWA TEI feat. LINA OHTA---

既に90万台以上出荷されているNECの携帯機種、FOMA「N705i」。この携帯電話はデザイン系家電ブランド「amadana」シリーズのクリエイティブ・ディレクター鄭秀和氏をはじめ、コンテンツデザインはタイクーングラフィックス、そして何より、サウンドプロデュースをテイ・トウワが手掛けたことで大きな話題をあつめた。プリインストールされた着うたフルは、テイ・トウワが書き下ろし提供したその名も「N705i」。この曲はiTunesでも販売されエレクトロニカチャートで数週に渡り1位を記録。その話題の楽曲に、女優、モデルとして注目を集める太田莉菜をフィーチャーリングし、コーラス・ボーカルで歌詞を載せたのが、今作に収録されたM-1「A.O.R. / TOWA TEI feat.LINA OHTA」である。